中秋の名月
今年の中秋の名月は9月17日(火)でした。
ちょうど授業があった小学6年生と一緒に教室から見ていたのですが、それはもう見事な真ん丸のお月様でした。ご自宅や車から見た方も多いのではないでしょうか。「お月見」といえば一昔前はお団子を食べたりしていましたが、ここ最近はあまりそういったこともないのでしょうか。
そもそもお月見とは江戸時代に、1年で1番きれいな月にその年の収穫を感謝する意味で、収穫したおコメで団子を作ってお供えし、庶民が食べたことが始まりのようです。私がまだ小さいころは三色団子を食べていたような・・・。
小学6年生はつい1週間ほど前に理科の授業で月の見え方が変わっていくことや、月の出の時刻が毎日50分づつ遅くなっているということなどを勉強したところです。
理科には生物・化学・物理・地学といった分類があります。高校生になるとほとんどの子どもたちは、化学・生物・物理のどれかを選択することになります。つまり地学はおそらく中学生で学習終了していると思われます。私もその一人でした。
しかし今理科を教えていて思うのですが、地学が一番面白い!学んでいることのスケールが大きい!化学や生物は割と身近なことで実験もしやすいですが、地学で実験はなかなか大変です。実験というよりは観測といった方がいいかもしれませんね。太陽や月の動き方ひとつとっても、毎日みているはずなのに意外と知らないことが多いのです。地球や太陽、月、星座など大きさが大きすぎてイメージもしにくいですね。
子どもたちには、そういったことを少しでも楽しく理解してほしいですし、興味をもってほしいと思います。なぜ毎年9月の中旬頃に満月が見えるのでしょうか、満月は10月にも見えるでしょうか?
どうでしょう?地球に住んでいるのだから、月の見え方くらい知っていてもいいのでは?