保護者の方とのお話

この時期は受験生の保護者の方に限らず、いろんな学年のお父様お母様とお話をさせていただくことが多くなります。

もちろん、成績、志望校の話やおうちでの様子をお聞きしたりもするのですが、先日お話させていただいたお母様がこんなことを仰っていました。塾生のご兄弟のことです。

コロナの影響により、昨年から断続的に学校が短縮授業になり、昼過ぎには帰宅という日々が続いています。授業時間が短くなった学校では国語・算数・理科・社会といった、いわゆるメインの科目を削るわけにいかないので、やむを得ず体育や図工などの副教科の時間を少なくしているようです。また、給食は一人で前を向いて無言で食べる、休み時間もなるべく一人で過ごす、などといったルールも少なからずあるようです。

結果として「学校に行く楽しみ」が減ってしまい、学校に行きたくない・・・と。

学校はもちろん国語や算数を勉強する場所でありますが、そのほかにも学ぶべきことはたくさんあるはずです。コミュニケーションを学ぶ、礼節を学ぶ、団体行動を学ぶ、などなど。

指導要領がありますから、文部科学省も苦肉の策なのでしょうね。でももう少し現場の子供たちのこと、考えてあげてほしいものです。

友達が目の前にいるのに、気軽に話せないなんて・・・

コロナはいろんなものを奪っていきました。大人ならまだしも、子供たちからこんな風に笑顔が消えるなんてあんまりです。早く日常が戻るよう願うばかりです。

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